ザンビア日記_VOL.14~最終回

2017年9月末より、当社社員がJICAボランティア事業「青年海外協力隊」に参加し、アフリカ ザンビア国に赴任しました。当社の事業ドメインである「IT」という切り口での参加が決定いたしました。赴任先での活動については、順次でこちらでご報告いたします

2年の任期が終わり、ついに帰国しました。

帰国までの2週間は特に慌ただしい日々を送りました。住居を引き払い、銀行口座の解約など帰国に向けた身辺整理を進めながら、お世話になったザンビア人の友人への挨拶回りをしました。ボランティアとしてのザンビア省庁、在ザンビア日本国大使館、JICAザンビア事務所での関係者への表敬訪問や報告書作成、プレゼンもありました。帰国してからも日本での生活再開、家族や友人との再会、新しい部署での新しい業務などなど文字通り「あっ!」という間に1ヶ月が経っていました。

振り返れば、ザンビアでの2年間はいろいろなことがありました。マラリアに罹らないための体調管理、強盗を警戒しながら眠る生活、同期がどんどん活動を軌道に乗せていく中で、悶々と悩む日々。

そんな中、関わりのある現地の人への地道な声かけなど、丁寧なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築したことで、職場を越えパソコン室の整備に関わる結果にたどりつくことができました。「ICTを学ぶ」環境づくりのお手伝いだけは出来たと思っています。

2年間はいろいろなことがあり過ぎて、帰国した今も自身の心の棚卸しの真っ最中です。

「貴重な経験が出来たのは確かだが、それがどこでどのように活かせるのか。」そう悩む中、たまたま駅で出会った国際協力団体のスタッフの方に、経験したザンビアの難民キャンプの生の現状について伝える機会がありました。会話を通じて実感したのが、「アフリカに赴いた人は想像よりも少ない」ということ。ひょっとしたら、思いもよらないところで人を後押しすることが出来るのではないかと感じた瞬間でした。

ザンビアでの2年間を通し、日本人の良さとされる「時間を守る」「約束を守る」「誠実である」という行動は、他国でも評価されることを実感しました。これからも、異なる価値観は尊重しつつも、日本人の良さを活かした「どこでも人の役に立つ人財」となれるよう努力を続けたいと思っています。

2年間つたない日記をお読みいただき、誠にありがとうございました。

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