2017年9月末より、当社社員がJICAボランティア事業「青年海外協力隊」に参加し、アフリカ ザンビア国に赴任しました。当社の事業ドメインである「IT」という切り口での参加が決定いたしました。赴任先での活動については、順次でこちらでご報告いたします
PCのことばかりお話ししてきたので、生活面の話題を。
ザンビアは押しが強い
ザンビアは(アフリカ全般かもしれないが)、モノ売りや呼び込みの押しが強い。
例えばバスターミナルでの出来事。敷地に立ち入るなり10人位に取り囲まれ、振り切りながら歩くことになる。
喧嘩をしている人も見かける。早朝にもかかわらずである。
嫌な事、おかしいと思ったときは、怒りながら言葉と態度で主張や説明を求めていかないと、どんどん押し込まれてしまう。
最近、嫌なことを躊躇なく言葉に出していることに気がつき、帰国時に、性格が悪くなっていないか少し心配している。
外見で判断?
今までずっとポロシャツで過ごしていたが、新学期も始まるので日本から持参したスーパーノンアイロンYシャツを着始めたところ、会う人にものすごく外見を褒められる。
街を歩くと「スマート チャイニーズ」と声をかけられた。
聞いてはいたが、ザンビアでは外見で判断されるようだ。
中身は確認しよう
パソコン店で、1TBのHDDを購入するつもりで価格交渉をしたが、折り合いがつかず交渉は決裂した。ふとした話の流れで袋から出したところ、実物は500GBだった。HDDの袋には1TBとマジックで書いてあった。
間違いを 指摘したところ、トルコ人らしき店主はザンビア人店員を叱っていたが、 本当に何もかも油断が出来ない。価格が折り合わなくて良かった。
ピースワーク
仕事のない人に草刈りなどの軽作業を頼むことをピースワークと呼んでいる。
ザンビアは雨季のため、自宅庭の草刈りが自分だけでは追いつかないほど大変。
自宅にも「刈らせてほしい」とザンビア人が来る。
代金が一瞬で酒代に消えそうな若者には値切られても仕事を頼まなかったのに、赤ん坊連れのお母さんには仕事を頼んだ。
情緒的にそのように判断したのだが、同じ金額と作業を巡ってこの幸福感の差は何だったんだろうと思い返してみて気づいた。 渡したお金が赤ん坊とお母さんの生活の支えになるのが一瞬で見えたからだと思う。
払う側の立場で、浪費に向かいそうな人には仕事を頼まない。
一社会人として浪費はこれからもやめようと思った出来事であった。
チパタのバスターミナルです